タイプ赤 ヴィンテージ2015年 生産国南アフリカ共和国 生産地ケープ・サウス・コースト ウォーカー・ベイ へメル・アン・アード 生産者アタラクシア ■味わい:ミディアムボディ ■アルコール度数:14.3% ■格付け:----- ■ぶどう品種:ピノタージュ50% ピノ・ノワール25% サンソー25% WineAfr098_750店主まーちゃんが選んだ2016年Best1が、アタラクシア・シャルドネ。
そのアタラクシアからまたまた美味なる1本、赤の「セレニティ」をご紹介します!この2015年VTは、ティム・アトキン、ワイン・アドヴォケイトともに91点の高評価!「静けさ」「安らかさ」を意味する「セレニティ」の命名に、エレガントォ〜なワインを想像してしまったのですが、いい意味で裏切られました。
アタックから、ワーオ!なフルフレイバー、充実感ある美味しさ!このセレニティはレジェンド醸造家と評されるケヴィン・グラント氏が、ヴィンテージが変わるたびに新たなチャレンジをしているワイン。
2015年VTは面白い品種構成で、ピノタージュ50%、ピノ・ノワール25%、サンソー25%。
ピノタージュは、南アフリカを代表する赤ワイン用ブドウで、ピノ・ノワールとサンソーの交配品種。
ん??? じゃあこのブレンドって、結果としてピノタージュ100%???・・という疑問を持ちつつ飲んでみると・・濃い赤紫。
やや控えめながらきれいなベリーフルーツの香り。
アタックから、パッと口中に広がる果実味。
完熟果実のまろやかで厚みのある甘みを含んだ果実味です。
絶妙なバランスで果実味に溶け込む酸とタンニンは、いずれも尖りなし。
旨味のある心地よいふくよかさ。
丁度良い重さの理想的なミディアムボディ。
ブドウはこの地域のテロワールを忠実に再現するため、厳選された畑から収穫。
実際に飲んでみると「チャレンジ」の意味がわかります。
ピノタージュはあまり親ブドウの面影がなく、やや強めの味になる傾向があるように思います。
セレニティは、そのしっかりしたピノタージュの味わいを柱に、ピノ・ノワールのエレガントさとサンソーの陽気さが上手くブレンドされています。
さすがレジェンド醸造家ともなると、この組み合わせのブレンドでもピノタージュ100%の結果にはならないこともお見通しなのかも。
ということで、好奇心旺盛なワインラヴァーの皆様には是非試していただきたい1本!「ワインにうんちくは要らない派」の皆様も、この美味しさは必飲ですよ!牛肉料理の夕食に合わせて、おうちごはんを大幅グレードアップしてください。
=====【輸入元資料より】☆
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レジェンド・・・ケヴィン・グラント/オーナー兼醸造家☆
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アタラクシアの特徴は、何よりもまずは、オーナー兼醸造家ケヴィン・グラントの卓越した才能とセンスと言って良いだろう。
南アフリカを代表するワイナリー、ハミルトン・ラッセル(ウォーカーベイ地区)で醸造責任者を務めた後、フランス、オレゴン、オーストラリア、ニュージーランドなど海外で経験を積んだ。
2004年、自身のワインを作るために同地区のヘメル・アン・アードにアタラクシアを設立。
彼の名声はハミルトン・ラッセル時代から広く知られ、南アフリカを代表するトップ・ワインメーカー(醸造家)の一人として君臨している。
ケヴィンのモットーは、テロワール主義(その土地の特徴を表現)、不干渉主義(ミニマリスト的アプローチ)。
ワインは共通して、しっかりした酸味と引き締まったボディと骨格、凝縮した果実味、ブドウそのもののピュアな味わいが表現されている。
ハミルトン・ラッセルが開くのに時間を要するワインに対し、アタラクシアは、比較的若くても、熟成しても楽しめるワイン。
才能豊かな作り手が最高の土地で作り上げる、これ以上ない組み合わせによって出来た南アフリカを代表するワールドクラスのワインとなる。
「南アフリカで最もブルゴーニュ品種(ピノ・ノワール、シャルドネ)に向いた土地」「ブルゴーニュ以外でストラクチャーのしっかりしたピノ・ノワールを作ることができる数少ない地区」と言われるヘメル・アン・アードの少し上がったところのヘメル・アン・アード・リッジ(ケープ・アグラスの西まで約35kmに渡る地区)、標高400mに畑はある。
ここは、冷たい大西洋から吹く風と標高の高さで、ヘメル・アン・アード(リッジ、ヴァレー、アッパーヴァレー)の3つの小地区の中でも更に冷涼な場所で、畑はより涼しい南斜面を向いている。
周辺地域より遅い収穫となり、その分、酸味と果実味豊かなブドウが育つ。
また土壌は古く、10億年以上前に遡り、地球上でも最も古い土壌の一つに数えられる。
土壌調査の結果、この地を最も表現できるのは、シャルドネとピノ・ノワールとケヴィンは判断した。
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